本番のコンディションづくりについて

本番のコンディションづくりについて。

今週、コンクール＆ピアノステップ本番を目の前にしている生徒さんと、
レッスンで一緒にコンディションづくりについて考えてみました。

この記事は２０１０年８月のブログに掲載したものです。
若干追加して、私なりにまとめたものを再掲載します。

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＜本番前と本番のコンディションづくりについて＞

人によってコンディションづくりも違うと思いますが、
私自身が実践していることを１０項目あげてみます。
秋は、発表会やステップ、
合唱コンクールの伴奏など、
生徒の皆さんにとって本番の機会がたくさんあります。
宜しければ参考までに。

＜本番までに＞
①練習不足は論外です。
メンタルトレーニングは、
しっかり準備をしてきた元に発揮できるものです。


②本番数日前の就寝時にステージでうまくいった自分を想像してから寝る。
本番当日まで、穏やかな気持ちで日々を過ごす心がけも大切。


③日頃から、頭を切り替えの訓練をする。
良くないことが起こっても、
気持ちの切り替えをするなどの訓練を行う。
本番中ミスしてもすぐに開き直れる、強い精神力を作る。

（日々の行いを反省しない・・のとは違います。
音楽は瞬間芸術。このような訓練は非常に大切。）


④体力作り。運動、バランスのとれた食事。


＜本番当日＆本番前＞
⑤食事はなるべく普段通り食べる。
脳の血糖値を上げ、本番中、判断力が鈍らないようにする。
甘いものは即エネルギーに変わるのでオススメ。
チョコレートや少量でもカロリーの高いものを摂取する。


⑥緊張すると、口が渇いてくるので水分をとる。
ウーロン茶はリラックス効果が高いのでオススメ。
しっかりのどを潤しておく。


⑦今日は最高の演奏をする・・と心に言いきかせる。
演奏は心の表れなので、「ダメダ～。」と思ったらそこで終わり。
成功した自分を強く心に描く。絶対大丈夫と言いきかせる。


⑧本番を待っている間に腹式呼吸をする。（呼吸を整える）
鼻からゆっくり息を吸い口から15秒～３０秒かけて吐き出す。
３回程度繰り返す。


＜本番演奏中＞
⑨慌てないように冷静に。しかし、積極的に。

⑩大きな音楽の流れに集中する。


人間は、生き物。
その日の体調だったり、
気候によっても、様々な面で左右されますが、
心がけで随分違ってくるものです。
特に音楽やスポーツなどは、一回の本番で力を出さなければならず、
練習に加えて、メンタルトレーニングや体力づくりは必須なのです