2010年 09月 01日
ベートーベンのピアノの弟子は?
1、シューベルト
2、モーツァルト
3、ツェルニー
4、ショパン
答えは3のツェルニー↓

ベートーベンの弟子といえば、
ピアノの練習曲集で有名なカール・ツェルニー(1791~1857)
があげられます。
現在、ツェルニーの本をやっている人もいると思います。
100番練習曲や、30番練習曲など、たくさんのピアノの練習曲を書いたのです。
ツェルニーは10歳でベートーベンに弟子入りします。
ベートーベンはツェルニーとのレッスンの中で、
特にレガートの弾き方を強調していました。
「ベートーベンの弾くアダージョやレガート奏法を聴いたものは、
みな魔法にかけられたかのような強い印象をもちました。
そのようなアダージョやレガートは、
私の知る限りベートーベンだけのものでした」とツェルニーは述べています。
ツェルニーは教育にも熱心でした。
「愛の夢」などを作曲した、
フランツ・リスト(1811~1886)はツェルニーのピアノレッスンを受けていました。
ちなみにフランツ・リストはショパンと交友関係にあり、
互いに尊敬しあい、曲なども献呈しあう中でした。
近代の作曲家、ドビュッシーはリストの作品に強い影響を受けています。
そうやって、作曲家は、時代と共につながっていて、
お互いに影響をうけあっていたのですね。

