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日本のハーモニー感

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作曲家吉松隆さんの本を読んでいたら、

とても興味深いお話が書かれていました。

日本のハーモニー感についてです。


西洋(ヨーロッパ)では「自然倍音」の探求から生まれた、

「和声(ハーモニー)」や長音階「ドレミファ」が音楽の基本になっています。

昔の日本人にとっては、むしろドミソの長三和音の響きは、


「どうにも不自然なもの」


だったようで、明治時代に初めて西洋音楽が入ってきたとき、

日本人はどうしてもドミソの「ミ」の音がとれなかった(半音低く歌ってしまう)

という面白い話があります。


確かに・・民謡にしても演歌にしても、ミやラが♭した、いわゆる、

「短音階(短調の響き)」のほうが日本の風土にしっくりくる感じがし、

明るい「ドミソ」は東洋人の耳にはきわめて、

不協和な、非東洋的な響きとして、感じたようです。


 とても興味深い・・・・・。

その話を主人にしたら、

直接、光を取り入れる家ではなく、昔の日本家屋のちょっと薄暗い、

障子の文化に通じるなあと言っていました。

・・なるほど、、妙に納得。


昔の日本人の風土・気質を表していて面白いなあと思いました。

by ahk123 | 2011-01-20 16:55 | 音楽雑学 | Comments(0)

開講28年目のピアノ教室です。心のふれあいを大切にし、個々の特性に合わせ丁寧にレッスン致します。良質なテキストを使用し、楽しみながら継続&上達できるよう導きます。現在3歳から小中高~大学生まで在籍。レッスン場所 倉吉市伊木168-11(スーパーマルイ近く) お問い合わせ ☎️080-5237-8238


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