母校の校友会誌から

先日、大阪芸術大学の卒業生の校友会誌が届きました。
校友会誌が届くのをいつも楽しみしていて、今回はとてもうれしいことが・・・。
洋画家池田清明さん（美術学科出身）と、鳥取県初の人間国宝前田昭博さん（工芸学科出身）の記事に目がとまりました。

うれしいことに、表紙は母方の祖父母にゆかりのある、岡山県出身の洋画家池田清明さんの作品が表紙を飾られていました。

祖父母は旅館業を営んでいて、裏大山を描きに来る、画家の常宿になっていました。お若いときに、師匠やお仲間と大山を描きによくおいでになっていたらしいです。対談も興味深く読まさていただきました。

「晴れの日と曇りの日では被写体の色も違う。自然に振り回されるのではなく、 「自然についていく」というのがね、その時、その時の「感動」なんですね・・。」

印象的なお言葉です。早速画集を購入しようとおもいます。

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前田昭博さんの存在も以前より知っていました．
両親が、何度か、河原町にある前田さんの窯元に出向き、
素晴らしい作品だと絶賛していた矢先、
県内初の人間国宝の誕生で、本当にうれしいです。。

以下校友会誌より、前田さんのコメントです。
私は、大阪芸術大学で陶芸を専攻しそこで、白磁と出会いました。卒業と同時に故郷へ窯を築き、技術の未熟さゆえに失敗の連続でした。どれでもあきらめないで失敗をひとつひとつ克服して、なんとか白磁がつくれるようになりました。身近に教わる人もなく自分なりに白磁を追求していく中で、独自な表現が生まれてきました。いつしか、コンク－ルで受賞するようになり、今日に至っております。大学に入ったことで、白磁との出会いはもちろんのこと、若かった私が生きていく意味を見つけることや、人生を考えることができました。先生方の教えや友人との出会いがあって今日の私があると思っています。