2014年 05月 16日
武満徹の合唱曲

今、私が伴奏させていただいている合唱団は、
武満徹の「小さな空」に挑戦されている。
作詞も作曲も武満徹、本人のもの。
シンプルで一見、優しくふんわりとした詩的な曲なのだが、
ふわふわとした昔を懐かしむ、夢物語のような曲ではない。
本当にせつないまでにも・・美しい「小さな空」
今ハマっている、河合隼雄先生の著書にも、
よく武満徹の幼少時代の話に触れられており、
武満徹という人について、もっと知りたくなり、
奥様、武満浅香さんの「武満徹との日々を語る」を
まずは読んでみることにした。
青年時代は貧しくて、ピアノを買うお金もなく、
紙鍵盤で作曲していたこと、
当時の武満徹との親交があった芸術家もエピソードの中に多数登場する。

